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『千日紅の恋人』帚木蓬生 新潮社 '05/08 [読書 現代小説]

   評価 ★★☆☆☆

<内 容> 著者からの内容紹介 
半ば諦めていた。このままずっと独りだと――。三十八歳バツ2。
父から継いだ古アパートを管理する時子の前に、その人は現れた……。恋と人生の感涙物語

<感 想>
起承転結がはっきりしているだけが小説じゃない、こういう淡々とした
日常を描いた話があってもいい…と、わかってはいるけれどそれにしても
ちょっと読み応えが無いなぁと思う。有馬という人もよく見えてこないというか。
橋田先生あたりの脚本でドラマ化すれば、丁寧な良いドラマになるかも。
善次郎さんのお葬式のシーンは心に染みた。

現時点で、ワタシの帚木蓬生トップ3は
 1.エンブリオ
 2.アフリカの瞳
 3.臓器農場
でしょうか。この人の著書は医学もの・戦争もの・恋愛ものと
大きく3つのジャンルに分けられるようだ。
医学ものはとりあえず全部読みたいと思う。


タグ:帚木蓬生
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コメント 2

遅ればせながら、nice!ありがとうございました。
帚木蓬生は最近あまり読めていないのですが、わたくしのBEST3は

 1.カシスの舞い
 2.白い夏の墓標
 3.十二年目の映像
でしょうか。しかし、我ながらいくらなんでも旧作すぎるなぁ。久々に「国銅」でも読んでみますかね。
by (2006-05-12 22:14) 

かめきち

にしむらさん、いらっしゃいませ~。
おぉ「白い夏の墓標」以外、その存在も知りませんでした!
「カシスの舞い」ですか。読んでみます。
「国銅」のアップも楽しみしています~(あれ分厚いんですもの)

彼は「千日紅の恋人」のような恋愛ものを本当はもっと描きたいんじゃ
ないかなぁと思ったりしました。なんたって“帚木”で“蓬生”だし。
でも悪いこたぁいわないからやめとけ(耳元でボソッ)
by かめきち (2006-05-13 09:38) 

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